ゾンビアイドルと溺愛同居
聞き終えた朝比奈さんは
キョトン顔。
「な~んだ、そんなこと?」と
目を丸くしてる。
「そんなことって
俺にとっては重要なことなの」
「今すぐ純恋と結婚させてください
とか言われたら
狂夜の頭をげんこつで
グリグリしちゃうとこだったじゃない。
純恋の気持ちを
確認してからでしょうが!って
頭をはたいていたかも、私」
「じゃあ……いいの?」
「もちろんよ。
今すぐ手配してあげる。
でも、関係者への説得は自分でするのよ」
「大丈夫。
俺がアイドルスマイルでウインクすれば
あの人たちは、しょうがないなぁって
いつも許してくれるから」
「もう、アイドルの武器を
こんなところで使わないの」