線香花火
そんな後悔を今さらしても遅い。
だからこそ、これからのことをお願いしてもいいかな、なんて思っちゃったんだ。
大切な彼女の幸せが僕の幸せなんだから。
「私を幸せにしてくれるのは、琉生じゃなきゃ嫌なの…!」
「もう、この世に居ない僕がそれをできると思う?」
こんな質問彼女には酷かもしれないけど、それが僕の最後のお願い。
「現世では僕は幸せにできないけど、きっと来世ではかなちゃんを見つけて僕が幸せにしてあげるからさ」
なんてめちゃくちゃなことを言っている自分なんだろうって思うけどさ、これもきっと僕の本心。
僕が彼女を幸せにしてあげたい。
その日が来るまでしばらくのお別れなんだろう。