百合の王子様④【完】
「あなた、柚希」
「あい!」
頬を掴まれて上手く話せないでいた。
「聞いたわ?美凪から。あなたは、……その……吸血鬼だってこと」
「!!」
私は、その人に頬を解放されて、美凪くんを見た。
美凪くんは、真剣に頷いた。
分かってたんだ……
あの時、血を吸って……分かったんだ。
「私の……いや。」
その人は、私にハグをしてきた。
「!」
「私の可愛い妹にして、あ・げ・る❤」
「柚希、俺の姉に許しを貰って良かったな。
コイツ……ちょっと、頑固なだけなんだ。
許してくれ」
その人、美凪くんのお姉さんは私から離れる。
「私の名前は、キサナ。よろしくね( ´ ▽ ` )ノ」
「俺からも、よろしく頼む」
私はこうして、美凪くんと正式に繋がることが出来ました。
一時は、どうなるかと思ったけど。
ハッピーエンドに幕が降りて良かった♥
🏰終🦇