【書籍化・コミカライズ】鬼騎士団長様がキュートな乙女系カフェに毎朝コーヒーを飲みに来ます。……平凡な私を溺愛しているからって、本気ですか?
踊り終わったとき、会場がざわめいた。
私の目の前には、王弟殿下がいる。
そして、騎士に囲まれた。
制服からして、王族の直属部隊なのだろう。
私のことを騎士団長様が背中にかばった。
「――――殿下、どういうことでしょうか」
「……魔女、そして魔女と内通している騎士団長を断罪しようと思ってな」
会場の端には、かつての婚約者ギリアム・ウィアー子爵令息、そしてピエーラ・ジュリアス男爵令嬢の姿が見える。
「……魔女、ですか」
会場に、低く冷たい騎士団長様の言葉が響き渡る。