君と付き合うまであと365日

無自覚天然

「ねー胡桃ってば可愛いの!忍様との駆け引きがすごくてね、どっちも頑固なのがこれまた推せる!」


「ふーん」



芽依の話は大抵いつも何言っているのかわからないから、適当に流す。



「ゆるふわ女子胡桃が、まさかのドS系男子が好きってすごいギャップじゃない!?ねえギャップだよね!?」


「ああ、そうだな。うわこのコース、カーブがむずいな」


「胡桃、ああ見えて負けず嫌いだから忍様とケンカした時も、いつも自分から謝れないんだって。かーわいいよねえ。あー!ちょ、莉斗!そこのアイテムボックス横取らないでよ!」


「ぶは!おまえ、なんで逆走してんの?」


「う、うるさい!何これ、戻んないんだけどー!?ぎゃー!落ちるー!」



チラリと芽依を見やると、コントローラーと一緒に自分の体まで傾けていて、思わず吹き出す。



「とりあえず、よかったじゃん」


「え?」
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