星が降る夜に君を恋う
大好き


後から、看護師さんから聞いたことだ。


「いつも優斗くんの話を奏ちゃんず〜っとしてたのよ。
私死にたくないよって泣いたり、優斗がいるから大丈夫だって笑ったり、表情が変わるの可愛かったな。
ごめんね。
私たちが無力なせいで。
七夕行くのも、一回止めたんだけどね、どうしても行くって。
永遠なんていらない、約束なんていらない、ただ私は、優斗といたいんです。
ってね死でもいいから。
どうせ死ぬなら楽しんだほうがいいってね。
なんか奏ちゃんらしかったよ。
優斗くん。
奏ちゃんのことも背負って生きていって。
でも、あんまり、負担に感じないでね。」


違うよ、、俺がもっと早く、、、早く、、、気づいてやっていれば、、、

せっかく退院したのに。

あんなにとびきりの笑顔を見せてくれたのに。

普通の女の子として。

普通の女子高校生として。

ただ普通に生きていければよかった。その普通が壊された。

生きるだけで不幸なら、死んで楽になったほうが楽って思う人もいる。

だけど、奏は逃げなかった。

笑って、逃げたりしないで、誰にも迷惑かけないで、一人で苦しんで、辛かっただろうに。

その短い寿命の中で唯一普通を与えられた七夕。

人生の最後の自由に俺に時間を引き裂くなんてバカ、、









嘘、、、













ありがとう。










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