冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話

女神の初恋・黒歴史

<エレキシュガルの黒歴史・初恋>

「なぁんで、エレシュキガル様が、椅子に座っちゃっているんですかぁ。
ついでに、桶で足も洗っちゃうし・・」

冥府の宮殿の執務室で、
ナムタルが、ブツブツぼやいています。

「父神のエア神が、きっとここでのやり方を、教えておいたのでしょうね。
天界に戻るには、どうしたらいいのか。
エア神は知恵の神ですから」

エレシュちゃんは、窓から見える
大きなナツメヤシの大木を見て、言いました。

その葉が風にゆれて、
それは、まるで私の心のよう。
エレシュちゃんは、ナムタルの存在なんかぶっ飛んでいます。

あの人は、ここが好きと言ってくれた・・
あの人は、私の仕事をねぎらってくれた。
あの人は・・あの人は・・

私の事を、好きになってくれるかしら・・・?
ずっと、ここで一緒にいてくれるかしら?
天界に戻ったら・・・・
あのイシュタル!!!!!!

エレシュちゃんの脳裏に、
<初恋・黒歴史>が、フラッシュバックしました。

ジャァーーーーーン
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