#推しが幸せならOKです@10/15富士見L文庫から書籍化




それが面白くない女性たちもいるのは必然だ。自分に自信がある子達が集まっている芸能界なら一層のこと。



はぐらかされたことに気がついた翠は、「そっか」なんて笑いながら、コーヒーをテーブルの上に置いた。



それから翠は、「そういえば」となんでもない風を装った爆弾を、美聖に仕掛けた。




「ちなみに噂って本当なんですか? coc9tail解散するのってメンバーの誰かが結婚するからだって」


「──……え?」


「あれ、息吹ファンの柊さんの耳にももう入ってるのかと」




翠の爆弾に、片平は思わず顔を手で覆った。



< 49 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop