大好きな先生と、月明かりが差し込む部屋で過ごした夜
3. 先生、泊ってもいいですか


 私は、学校帰りに立ち寄る場所があった。


 ほぼ毎日なので、弟の優介と放課後の制服デートを楽しめてない状況。


 スーパーで食材を買い、沙也加が家で手料理を付くってくれることもある。

 チャラチャラしたギャルっぽい外見に似合わない、手際の良さと美味しい味付け。


 お昼のお弁当も、アノ子が作ってきてくれることが多いので助かってる。

 両親は春からずっと不在なので、私と優介を気に掛けてくれてるんだよね。


 私は今日も学校帰りに寄っていく場所があるので、遅い時間に帰宅。


 すると、玄関を開けてすぐに聞き慣れたカン高い声が響いてきた。



「お姉ちゃん、お帰りぃ~」



 自宅にアノ子がいる……



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