sweet sweet chocolate


「光永さん、ちゃんとご飯食べてる?」

「......はい、」

「多分、いつもの貧血だと思うけど。どうする?少しだけ寝ていく?」

「少し休んだら......帰ります」

「......そっか。うん、わかった。担任の先生には伝えておくから。お家の人に迎えに来てもらう?」

「仕事だから。大丈夫です。家、近いし」

保健室の先生は、「わかった」と一言置いて、担任に伝える為に出て行った。

わたしの対応には、恐らくもう慣れっこなんだろう。

貧血で倒れて、教室に行けない。
もう、何度目か、わからない。

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