夜が明けたら君に幸せを。
明日香はどんどん強くなっていった。


それでもたまに、脆く今にも崩れてしまいそうな時もある。



「明日香。明けない夜はないんだよ。どんなに辛くて苦しくても必ず朝は来る」



俺が明日香にしてもらったように、明日香がこれから前に進んでいけるように、生きていけるように俺が明日香の明日を作るから。



「必ず俺が助けるから」



できることなら、ずっと君の隣にいたかったよ。


黙ってするキスなんかじゃなくて、ちゃんと気持ちを伝えてしまいたかった。



「本当に、明日香と出会えてよかった」



明日香に出会えて、恋をして俺は幸せだったよ。


これで最後だ。もう二度と会えないから、最後にこれだけは許してほしい。



「明日香、好きだよ。…だから、生きて」



そばにいられなくたって、俺は明日香を照らし続ける。


君が笑ってこの世界にいられるように。幸せになりますように。そう願いを込めて…。
< 117 / 117 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

悪女の私がヒロインみたいに溺愛されてます!
杏柚/著

総文字数/26,964

恋愛(学園)54ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
転生したのはヒロイン…ではなくて、まさかの悪役の方。 物語にはヒロインを輝かせるために悪役はつきもの。 傲慢で、自分勝手で、みんなから嫌われていて、 そして、誰よりも孤独な悪女。 それが、私–––。 ◆ ◇ ◆ 物語の悪女 宝槻 乃愛(Houtsuki Noa) 「気安く私に話しかけないでくれる?」 誰よりも傲慢で、わがままで、人を傷つけることをなんとも思わない。 「…私のことも見てよ」 だけど本当は、誰よりも孤独で誰かのヒロインになりたかっただけの女の子。 そんな悪女に、私が転生しちゃった…? ◆ ◇ ◆ 「一生俺が守る」 「他の男なんて見てんなよ」 「誰よりもおまえを想ってる」 「僕だけにしてよ」 悪女の私がこんなに溺愛されてもいいんですか–––!?
君がくれた涙は、さよならのために
杏柚/著

総文字数/5,892

恋愛(純愛)13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
–––この夜が終わるまでは、まだ君といられる。 ◇ ◆ ◇ ある過去から泣けなくなってしまった少女 瀬川 凛々花(Segawa Ririka) × 寂しい孤独から笑わなくなってしまった少年 氷川 蓮(Hikawa Ren) ◇ ◆ ◇ 二人が出会ったのは、偶然で必然だった。 「…俺に構うんじゃねぇよ」 「ほっておけないよ」 二人の距離は少しずつ、欠けていた月が満ちていくように少しずつ近づいていた。 彼となら、お互いの傷に寄り添え合えると、そう思っていたのに…。 「俺はもうここにいられない」 私の世界から突然、君はいなくなってしまった。
この恋の終わらせ方を、私はまだ知らない。
杏柚/著

総文字数/2,608

恋愛(純愛)1ページ

スターツ出版小説投稿サイト合同企画「第2回1話だけ大賞」ベリーズカフェ会場エントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
「電車、止まっちゃいましたね」 それが、いつも同じ時間、同じ場所にいるだけの 名前も知らない私たちの初めての会話だった…。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop