才なし令嬢は天才魔術師に嫁いで『古代魔法』の才能を開花します!〜人間嫌いのツンデレ旦那様ともふもふ精霊たちと幸せスローライフ

キャラクター説明

《主要キャラクター》
アデレイド・ランカスティア
【ヒロイン/侯爵令嬢/17歳】ミルクティブラウンヘア×橙瞳 158cm
「あっわたしの歌……もしかして聞こえちゃってました?」
「ふふ。天気が良くて洗濯物がよく乾くだけで、悩みなんて吹っ飛んじゃうんです、昔から」
「レイさんかっこいいから、学園時代、モテて大変だったでしょうねー。……え? そういう問題じゃない? 権力争い……あー、なるほど……そっちでしたか……」

魔術が重要視される貴族社会で稀な「才なし」。セミロングの髪に蜂蜜色の目が大きい、野うさぎっぽい印象の娘。色白で手足が補足外見は儚げでか弱くみえるが両親に愛された芯の強いしっかり者で、兄の横暴な命令で嫁いでも笑顔と前向きさを忘れない。陰気な人嫌いのレイや繊細な精霊たちと心を通わせ、古代に失われた「魔力」の力に目覚める。歌と整理整頓が得意。

レイ
【ヒーロー/魔術師/21歳】黒髪×灰瞳 179cm
「冗談だろ? 精霊が君の歌に合わせて踊ってるの、君は見えているのか?」
「……僕は面倒ごとは嫌いだけど。……なんでわざわざ君の相手してるのか、その……察して」
「傍にいて。僕がどんな無様な男だろうが……君が傍にいてほしい」

ザンバラに伸びた黒髪と魔術師の黒ローブ、目つきの悪さが目立つ物憂げな美形。平民なのに魔力の強い天才。特別奨学生枠で魔術学院を主席卒業。魔術師協会の勢力争いに巻き込まれることを疎い、森の奥で古代魔術の研究に勤しんでいる。顔の良さと才能で余計なトラブルに巻き込まれ続けて人間嫌い。突然変異の魔力持ちなので、肉親や親族からは敬遠されて疎遠。

ローレンス・ランカスティア
【ヒロイン兄/侯爵/28歳】ミルクティブラウンヘア
「家長ならば家の存続と家名の維持を最優先とする。私は「才なし」の女と違い、若くして当主の座を父から継いだ責任があるのだから」
「ッ……私はランカスティア家の発展を思って行動したまでだ!」

長髪をローテールに括ったメガネ男子。若くして侯爵家を継いだアデレイドの兄。権力目的で王家から婚約者を娶りたい野心家で、妹は家名を傷つける落ちこぼれだと思っている。自らの派閥に天才魔術師レイを引き込むため、強引にアデレイドに押しかけ婚を命じる。努力家で上昇志向が強いため、おっとりした両親や妹に苛立っている。

《その他の用語》

魔力:生まれつき人間に備わった異能。貴族のほとんどが先天的に有する。稀に平民にも魔力持ちが生まれるが、能力開花引には学問が必要なため平民魔術師はほとんどいない。
魔法:精霊との対話により発動する、属人的な魔力行使方法。
魔術:理論に基づいて、魔力に応じてシステマティックに発動することができる、再現性、標準化を優先した魔力行使方法。詠唱能力が欠落していると「才なし」となる。

精霊:子犬やウサギ、猫といった小動物のもふもふの姿をした、半透明の存在。使役者が精霊を尊重し、精霊の方が「対話をしたい」と思ったとき、見えるようになる。四大元素の魔法を用いて、使役者を助ける。
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