繰り返す世界の中で、好きな人と来年度を迎えてみせます!【プロット】

1話~3話までのプロット

1話あらすじ

入学式の途中、前世の記憶を思い出したハンナは図書館に直行して司書に抱きつく。会えたことがどれだけ嬉しいか捲し立て、司書に怖がられてしまう。そのことを反省し、近づき過ぎないように気をつけながら毎日図書館に通う。司書はゲームの中では「魔法を使って姿を変えている」「そもそも別人でそっくりな家族や親戚で図書館を運営している」「不死鳥のように死んでは生き返るを短いスパンで繰り返している」などと噂されている。本当に毎日姿を変わる司書にドキドキしながら図書館通いを続けるハンナに司書は少しずつ話をしてくれるようになる。初めてハンナと呼んでくれた日、ハンナは嬉しくて泣いてしまう。そのことに驚きながらもその顔に司書は見惚れてしまっていた。


2話あらすじ

司書を怒らせないよう司書さんと呼んでいたハンナだったが間違えて「シーくん」と呼んでしまい慌てるもその頃には司書も絆されつつありその呼び方を許す。ゲームの世界ではミニゲームで行っていたテストだったが生身ではなかなか難しく、テスト前に図書館で勉強していると司書の方から近づいてきて教えてくれた。ハンナは優しいと感激したが実は司書はいつものように話しかけてくれないことが少し寂しく自分から近づいたのだった。努力が実りテストは無事合格点を取れた。そのことを司書に言うとお祝いに図書館の横の庭でお茶を一緒にしてくれることになった。嬉しさで泣いてしまうハンナに驚きながらも司書は思わず笑ってしまう。初めて見た司書の無邪気な笑顔にハンナは目を離せなかった。


3話あらすじ

一年生が終わる日、また一年前に巻き戻るのだろうかそれとも二年生になれるのかとハンナは少し不安だった。司書の顔を見れば落ち着くだろうと図書館に向かう。図書館はいつもに増して静かだった。司書の姿を探していると奥に小さく丸まっているのを見つける。幼い姿をしていて、何かから隠れるように怯えていた。思わず声を掛けて励まそうとするも「どうせ時が戻れば忘れるんだろう」と言われる。ハンナはこの世界がゲームと同じように一年経つと巻き戻っているのだと気づく。そのことを口にすると司書は驚きながらもこの世界の秘密を少し打ち明けてくれる。話している間に大時計が動き始め時間が巻き戻ろうとする。必ず覚えている、また会いに来るとハンナは強く言う。そして一年後に戻り、またも入学式を抜け出して司書に会いに行く。


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