太陽の王子様と月の御令嬢〜禁断の恋は焦ったい?〜
「ティーちゃんと殿下をくっつけるにはこのくらいしなくちゃ」
「リンナ……!」
「ブラッドが奥手すぎてさ……まぁ、慎重になる気持ちも分かるけどね」
「……ミスト」
「でもティーちゃんもティーちゃんで鈍すぎて……」
「ティアラが、鈍い?」
「わたし、鈍くない……」
「鈍いの!殿下を意識してるみたいなんだけど、その気持ちが病気だってわたくしに訴えてくるのよ!?」
「病気ってどういう……」
「"殿下といると不整脈が起きて、汗が止まらない"とリンナ様と相談しにいらっしゃったのです」
「何故、ラーナがそれを知ってるんだ!?」
「私の兄は城に常駐している医師ですから。お忘れですか?」
「……」
そしてラーナの兄が、ティアラから他の症状を聞き出しているうちに「それは恋では?」という話になったそうだ。
決めてはブラッドのことを話している時に嬉しそうに笑みを浮かべる表情である。
本人は無意識のようだが、その顔はブラッドの事を好きだと語っている。
「リンナ……!」
「ブラッドが奥手すぎてさ……まぁ、慎重になる気持ちも分かるけどね」
「……ミスト」
「でもティーちゃんもティーちゃんで鈍すぎて……」
「ティアラが、鈍い?」
「わたし、鈍くない……」
「鈍いの!殿下を意識してるみたいなんだけど、その気持ちが病気だってわたくしに訴えてくるのよ!?」
「病気ってどういう……」
「"殿下といると不整脈が起きて、汗が止まらない"とリンナ様と相談しにいらっしゃったのです」
「何故、ラーナがそれを知ってるんだ!?」
「私の兄は城に常駐している医師ですから。お忘れですか?」
「……」
そしてラーナの兄が、ティアラから他の症状を聞き出しているうちに「それは恋では?」という話になったそうだ。
決めてはブラッドのことを話している時に嬉しそうに笑みを浮かべる表情である。
本人は無意識のようだが、その顔はブラッドの事を好きだと語っている。