屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

「ど、どうし……」



「明日から僕、ちゃんと授業受ける」



「…………うん?」



突然何を言い出すのかと思ったら、すごく普通のことを言い出した。



いや、廿楽くんにとつては普通じゃないのかもしれないけど。



いきなり雰囲気が変わったから、ちょっとドキドキしちゃったよ。



「だから心優も、休まずに登校してよ」



「私は言われなくても学校来てるけど?」



どこかの誰かさんとは違って、廿楽くんと出会った日以来サボってもいないんだから。



「じゃあ、お昼も毎日一緒に食べよ。約束ね」



「ま、毎日…?!」
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