屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。
私の提案をいいと思ってくれたのか、即決された。
……のはいいんだけど。
「ほら、早く」
「う、うん…えと、この手は?」
なぜか繋がれた左手は、ぎっしり握られている。
「だって心優、歩くの遅そうだし」
「失礼な…!」
そんな理由で女の子と手を繋いじゃうの?
しかも、全然気にしてなさそうだし。
私は手汗かいてないかな…?とか、いちいち考えちゃってるのに。
期待はずれにもほどがある廿楽くんの返事に、口を咎める。
そしたら、またもや廿楽くんはずいっと近づいてきて。