猫系彼氏の扱い方。


「っ、え」


「ん?」


え、え、ナチュラルに手繋がれてるんですけど、


混乱状態の私とは真逆に、いつも通り能面の桐生くん


何考えてるんだろ、


わたしの脳内は桐生くんまみれなのに桐生くんは違うんだよなー、


そう思うと思わず泣きそうになってしまった。


「体調悪い?」


「…え?」


「なんか元気ない」


なーんだ、ちゃんと私のこと気にしてくれてるじゃん


「んー、桐生くんが好きすぎて悩んでた!!」


「………」


「あーっ!!!照れてる!!かわいい!!!」


「まじやめろ」
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