ステキな攻防戦
青い瞳はとてもキレイで、私の心臓がドキッ…と鳴ったのがわかった。

「佐奈さん、俺の生涯をかけて俺は君を幸せにすると約束しよう」

そう言って、彼は私の前で跪いた。

「ぜひとも、俺と結婚して欲しい」

「ーーッ…」

初対面のその日にプロポーズされるとは、思ってもみなかった。

かなりのイケメンなうえに高学歴、そのうえ職業も外交官と言う、かなりハイスペックな職業だ。

こんな人の相手が、妻になる人が、私でいいのだろうか?

「ーーわ、私でいいんですか…?」

自分が思ったことを正直に伝えたら、
「君がいいと言っているんだ」

彼から返事が返ってきた。

「喜んで、お受けします」

私の返事に彼は満足だと言うように笑ったのだった。

* * *
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