天使な副総長様
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「うぅ、学校やだ」
「ほら、大丈夫だから」
「琴音、俺たちがいるから。ね?」
「みんな琴音に嫉妬してるだけだ」
……小学2年生当時、琴音はいじめられていた。
今の会話は琴音がいじめられ始め1週間目。
理由がクソどうでもいいような内容で。
それが、琴音の友達の好きな人が琴音を好きだったとか。
学校に行きたがらない琴音。
そして、そんな琴音を毎回説得するのが俺たち幼なじみの役割だった。
俺、亜玲、そして真琴。