キミへの気持ちが消える前に
クリスマス
パッと目が覚めて時計を見ると7時。

昨日はあっきーの声に安心してすぐ寝ちゃったみたい。

電話の向こうは寝息が聞こえるし、あっきーはまだ寝てそう。

冬だし今日はいつもより寒くて布団からはすぐ出れなさそう。

「あっきーおはよ。朝だよ」

「ん……。眠た……。え、なんで華の声?!」

「なんでよ。昨日あっきーが起きたら1番に私の声が聞けるって言って繋ぎっぱなしにしたんだよ?」

いやいや昨日の夜の話なんですけど。

忘れないでくれ……。
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