太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~

プロローグ


俺はもう…
誰からも捨てられたくなかった。


新しい両親は優しかったよ。

だから…
余計に捨てられるのがこわくて…
『いい子』でいなければと思った。


それが大人になると…

『いい子』の仮面は、誰とも深く関わらない
『強がり』の仮面になった。


恋愛感情なんてわからない。

考えたこともない。


…ただ、誰にも期待しない、だけ。


それは、信頼した後に捨てられるのが…

こわいから…


だから…


俺はどこにいても、何をしてても…

結局は一人。

俺の生きる意味なんて、世の中どこにもない。

そう思っていた。


ここに来て…

麻依に出逢うまではね。



こんな俺の仮面を壊して、
人生に光を照らし、
幸せに導いてくれた麻依を…


一生、心から求め続けて…

一生、愛し続けるから…



だから…


キャラが変わるほど溺愛するから…



覚悟してよ?麻依



< 1 / 268 >

この作品をシェア

pagetop