ありがとう、ばいばい、大好きだった君へ

大河side

青城中学に入学して、無我夢中で野球をしていたせいか、気づけば中学3年生になっていた。


去年の夏、先輩たちが引退してから、俺は野球部の部長に。

悠は、副部長に任命された。


バッテリーとしてだけではなく、2人で力を合わせて野球部を牽引していく。


悠は、的確なアドバイスをしてくれるか、すごく助かる。

そしてもう1人、俺の支えになってくれているのが――。



「なに、これ!また同じクラスなんだけど…!」


3年になった初日の登校日。

クラス分けの紙を見て、驚く1人の女子…。


胸くらいまである髪が、風でなびいている。


そう、莉子だ。

出会った当初は肩までしかなかった髪が、この2年の間にかなり伸びていた。



莉子とは、中1、中2と同じクラスで、しかも席替えもよく隣同士になるほどの腐れ縁。
< 69 / 294 >

この作品をシェア

pagetop