私は幸せです〜あなたを好きになってもいいですか?〜

〜桜〜

「話ってやっぱりあれのこと?」

私の大切な親友の三咲

いつもにこにこしていて可愛くて私と居るにはもったいないくらいの美女

なのに、自分が可愛いとか美女なのは気づいていないんだよ?

それに、喧嘩も強くてみんなも憧れる存在で大切な仲間なんだ

「うん…みさ、春夜がいじめられてる〜って言ったら急に黙って…」

三咲が急に黙ることなんて滅多にいや、あのとき以外なかった…

「そしたら急に叫びだしてみさじゃなかったみたいだった」

それをみんな静かに聞いた…

多分これ以上は触れたらだめだと思いながら気になってる

「桜はなんか知ってるのか?」

海…

「私の口からは言えない…これは三咲の過去に関わることだから
だけどもし、三咲がまた"あいつ"に関わったら今度こそ三咲は……三咲は本当に…」


           "壊れてしまう"



声が震えて最後の方は声に出せなかった

私が記憶をなくした日三咲は私にこう言ってくれた

「"桜が私達のことを思い出さなくても私達はずっと桜の味方だから…だから辛かったら言ってね?"」

私が記憶を思い出せなくても何も言わずに彼女は私をまっすぐに見て言ってくれた

"「桜〜!私はずっと桜の味方。だから…」"

これは…この彼女との記憶?

「"あぁ!痛い!痛い!なにこれ…?"」

なぜか記憶にないことを思い出していく

「"桜?桜大丈夫!?"」

彼女…が心配してくれてる。違う彼女じゃない…!

「"み…三咲?"」

痛みが収まって何故が三咲達のことをすべて思い出した

「"私達のことわかるの?"」

「"うん。でもどう生活してきたかとか他のことは思い出せなくて"」

「"大丈夫だからね?ほら笑って笑って!"」

そんなことを言って三咲は私より泣きそうな顔をしていた…。

そうして私は三咲達のことを思い出して楽しく生活してきた

だけど三咲があいつに脅されてることを忘れて私は私の問題を解決しようとしてくれた

私も、同じ思いをしたから…。一人で悩み込んだり、涙を流すことはとてもつらかった

だけど、三咲や家族…勇斗…沢山の人が私を支えてくれた

暗闇の沼に閉じこもっていた私を助けてくれた

三咲が、私を救ってくれたから、光になってくれたから、いまここにいることがてきている

だから

「今度は私が三咲を助ける番に…救ってあげられなくても光になってあげられなくても、私は三咲を助けたい」

いや、あいつ()から開放してあげたい!

「もし、三咲が苦しんでいるなら何も聞かず救って、いや助けてあげてほしい」

それが、何もできなかった私が三咲を助けることがきる方法で私のためにいつも動いてくれた三咲への恩返し

「桜が言ってるから助ける…」

勇斗

「三咲が苦しんでいるのに逃げる真似なんてしない…」



「みんな三咲ちゃんが大切だからね〜?」



「みさが幸せになれるように頑張る!」

「あぁ…」

春夜、雪夜

私は三咲が幸せになって欲しいと…救われてほしいと願ってる

それにみんなも事情は分からなくても三咲のことを心配して助けてあげようとしてる

「みんなありがとう。たとえ何があっても…三咲のことを守って欲しい!」

「「「「うん!(あぁ…)」」」」

三咲、いい友達を持ったね

あの時は私も三咲も一人で悲しんで嘆いていた救われることを信じて…

だけど子役になって私達は出会って自分たちの居場所を作りために暴走族"桜"を作った

桜にいる子達はみんないい子で私達は今までもきっとこれからも楽しく過ごしていく

みんな三咲が大好きだから…私だって三咲が大好きだから…だから私達を頼ってよ…。

今は言えなくてもずっと先でもいいから三咲が私達に頼ってくれるのを待ってるよ。

そして色々あったけど出会えて楽しく過ごしてこの友達達(ともだちたち)と一緒に笑って…泣いて…楽しんで、時にはけんかとかできたらいいね。

三咲…。
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