ずっと、好きなんだよ。
時刻は午後12時を回った。


ギリギリ終電には間に合う。


私は猛ダッシュで来た道を駆け抜け、電車に飛び乗った。


意外にも人が多くて座れず、乗降口のそばの背もたれに体を預けた。


だんだん高い建物がなくなり、灯りも少なくなっていく。


でも、星が綺麗。


今夜は秋晴れだから空気が澄んでいて星がいつもよりはっきり見える。


私にとっての一等星が


愛する人の隣で


これからも輝き続けられますように。



そのために、


たとえ淡い、光でも、


私も輝き続ける。


そう、決めたから


もう振り返らない。

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