嘘も孤独も全部まとめて
幸せな朝
「ん…」


目を開けると、綺麗な白いカーテンみたいなのが視界に飛び込んできた。


っ、()ぁ…。


頭がガンガンする。

手を動かしておでこに当て、顔を左右に向けた。


えっ!透っ?!


左側を見た時には何もなかったのに、右側を見るとあたしの方を向いてうつ伏せに寝る透の姿。


あたし……何でこんなとこに居るの?


両肘をついて上半身を起こし、部屋の中を見回した。

どこかの屋敷かと思うほど広い空間が広がっている。


ベッド、でかっ…。


体を起こすと、腰に腕が巻き付いてグイッと引っ張られ、再びベッドに転がった。
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