スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。



 ***


 結婚式が滞りなく終わり、披露宴が始まった。

 今はお色直しのカラードレスに着替えてヘアセットも終わり、入場して今は歓談タイム。

 さっきまで聞いたことのある名前の会社の社長様とか銀行の頭取さんとかテレビで見たことのある政治家さんまで高砂に挨拶に来てくれてやっと人が引いて行ったところだ。そして興祐さんと小さい声で話をしている。


「緊張した?」

「そ、それはしますよっ! だって、こんな有名な方達が来てくださるなんて……」

「まぁ、それは申し訳ないと思ってる。だが立場上、断ることができなくて」


 それに理解はしていたけど、文字でこれだけの人が参加しますよと言われたのと実際に見たのじゃ全然違う……



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