兄の好きな人 第一部
気持ちの違い
「やだ。
お兄ちゃん遠くに行っちゃうのやだ」








裕子はうつむいた。







「んなこと言われても…。



俺は男なんだからいつまでも親元にいるってゆうのも変だろ?




一人暮らし気ままにしてみたかったんだ」







心にもないことを言った。





本当はずっと裕子のそばにいたいのに。








離れたくないのに。







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