『セーラー服を脱いだら、キミは…』スカートが捲れた、その時ボクは… 番外編

セーラー服を脱いでも私は

武頼にやっと会えた日は
武頼の大学の入学式で


久しぶりに会った武頼は
スーツ姿だった


かっこいい♡


「理央!遅くなってごめん!」


「そんな急いで来なくても…」


武頼
走ってきたのかな?

額に少し汗をかいてた


そんなに私に会いたかったのか

ちょっと嬉しくなる


ネクタイを緩める武頼に
ドキドキした


でも


当たり前だけど
もぉ制服じゃないんだ

もぉ私たち高校生じゃない


「理央、お腹空いたでしょ
さっき検索したんだけど…
ココとか、理央好きそう
どお?」


いつものファミレスじゃない

少し大人っぽいお店

武頼、選んでくれたんだ


天ヶ崎先輩の大人の恋は
参考にならないけど

私達はこれから
少しずつ大人の恋をしていくのかな…


カツカツカツ…


「ちょっと歩くけど
理央、足痛くない?」


ヒール履いてきたの気付いてくれた


「うん、大丈夫だよ」

< 90 / 93 >

この作品をシェア

pagetop