プラトニック ラブ

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セイは現状のままでもいいから話を続けたいと思っているが、止めにかかる警備員達は身勝手な行動をとるセイを許さない。



「こら、君。身勝手な行動を今すぐ辞めなさい」

「うるせぇ。俺に触んな」



セイは後戻り出来ない気持ちに歯止めが効かない。
だが、アイドルとしての建前や秩序を忘れた訳じゃない。


今この瞬間でしか伝えられない事があるからこそ、第三者に何を言われても踏ん切りがつかないでいた。






少し距離を置いてジッと見守る生徒達は、警備員とセイが激しく言い争う現場を見て、愛想のいいアイドルとして抱いていたイメージから、熱い気持ちを持つ1人の男性として見る目が変わりつつあった。

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