好きって言ってもいいですか?
~昌とミドリの過去~
彼女と・・




高野ミドリと出会ったのは大学の入学式





そう・・8年前





俺 → 昌 18才




高校時代に勉強にしか興味がなかった俺。




そのおかげか、入学式の新入生挨拶に選ばれた。




でも、元々人前で話すなんて事に慣れてない俺は緊張で




手が震えていた。




その震える手を細くて暖かい俺よりも小さい手が包みこんでくる。




驚きと共に顔を上げると可愛いと綺麗を半分ずつ分けたような




女の子がニッコリ微笑んでた




「大丈夫?




凄い震えてるけど。




私もね、あなたと一緒でいきなり挨拶してくれって




頼まれちゃったの。




ふふっ私も震えてきちゃった(笑)」




その子は笑顔を見せながらもどこか緊張しているのが分かった。




「でも、なんだかあなたが緊張してるの見ちゃったら



同じで笑えちゃったの。




あっ私、高野ミドリ。




教育学部なの。宜しくね!!」




それまで、ポーとなっていた俺も彼女に自己紹介。




「おっ俺、浅田昌。



経済発達心理学部。




宜しくお願いします!!」




お互いに挨拶してまた、笑顔になる。




ミドリとの出会い・・・




あの時の君はとても衝撃的で俺は真っ赤に




なっていたんだ・・・




< 190 / 421 >

この作品をシェア

pagetop