冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

溢れてとまらない



ーキーンコーンカーンコーン……。



「はい。じゃあ今日の授業はこれまで。課題を忘れずにしてくるように」



今日の最後の授業が終わり、先生の声ではっと顔をあげる。


日直の声でクラスメイトが席をたち、挨拶をする。


私も慌ててみんなに合わせた。



「ありがとうございましたー」



挨拶が終わるとクラスには今日をほっとしたゆるい空気が流れる。今日もなんとか一日を乗り切り、放課後どこに行こうかとか、部活の話をしている。


私は椅子に座り直し、机に顔を突っ伏した。



「お、終わったー……」



今日は特に何もなかったけど放課後になった途端どっと疲れが出て、椅子から立ち上がれない。


それもこれも全部……



「空音ー!テストの結果どうだった?もちろん全教科赤点回避よね?」


「瑠璃……」



まるでタイミングを見計らったかのように瑠璃がこちらに向かってくる。
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