2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「それに、名前で呼ばれても俺が困るからな」
真っ直ぐに前を見たまま、ぼそりと部長がこぼす。
「それってどういう意味ですか?」
自分の名前なのに呼ばれて困るって、なにか理由があるんだろうか。
「俺は自分の名前が嫌いなんだ」
もしかして、キラキラネームなんだろうか。
なら、わかる。
「俺、準一朗って名前なんだけどな。
〝一朗に準ずる〟って書くんだ」
「はぁ……」
普通の名前なのにそれがどうして嫌なのか、私にはいまいち理解できない。
「二郎とか次郎……あ、二か次か、な。
それならまだよかったんだ。
でも、一朗に準ずるで準一朗だぞ。
俺は兄におよばないとでもいうのか?」
本当に嫌そうに部長の顔が歪む。
確かに、そんな名前を付けられたら嫌だ。
「そんなわけで俺は自分の名前が嫌いなんだ。
だから明日美も、名前では呼ばないように」
真っ直ぐに前を見たまま、ぼそりと部長がこぼす。
「それってどういう意味ですか?」
自分の名前なのに呼ばれて困るって、なにか理由があるんだろうか。
「俺は自分の名前が嫌いなんだ」
もしかして、キラキラネームなんだろうか。
なら、わかる。
「俺、準一朗って名前なんだけどな。
〝一朗に準ずる〟って書くんだ」
「はぁ……」
普通の名前なのにそれがどうして嫌なのか、私にはいまいち理解できない。
「二郎とか次郎……あ、二か次か、な。
それならまだよかったんだ。
でも、一朗に準ずるで準一朗だぞ。
俺は兄におよばないとでもいうのか?」
本当に嫌そうに部長の顔が歪む。
確かに、そんな名前を付けられたら嫌だ。
「そんなわけで俺は自分の名前が嫌いなんだ。
だから明日美も、名前では呼ばないように」