【完結】捨てられた男爵令嬢は騎士を目指す2〜従騎士になったら王子殿下がめちゃくちゃ甘いんですが?
そして、龍騎士様をお迎えする日。
なぜか王宮の中庭にはわたしだけでなく、アスター王子とソニア妃にピッツァさんまで呼ばれてた。
「……なぜ、こんなに。しかもソニア妃まで?」
わたしが率直な疑問を口にすると、お腹の大きいソニア妃があらあら〜と答えてくださった。
「ミリィちゃんが知らないのも無理はないかしらね〜おばあさまは人見知りなさるシャイな御方なの〜」
「へぇ…そうなんですか……というか、あなたのお祖母様が龍騎士様だったんですか!?」
「そうよぉ…あら、アスターには言ってなかったかしらね〜」
わたしが思わずアスター王子を見ると、彼は首を横に振る。やっぱり知らなかったらしい。
「……というか、アリス様はかつてノプットの王太子だった御方で、わたしのお祖母様も育てられた義理の高祖母という話をお父様にされましたが…」
「そりゃあすげえな。アスターにもミリィにも縁があるなんてよ。でも、なんでアタシが呼ばれたんだ?アタシは関係ねぇはずだがよ」
ピッツァさんが頭をガリガリ掻きながら疑問を挟む。
確かに、ピッツァさん以外は龍騎士様と縁があるけれども、ピッツァさんは今のところなんの関係かよくわからない。
(人見知りするシャイなおばあさま……小さくてかわいい御方かな?)
そんなわたしが抱いた勝手なイメージは、すぐにぶち壊されることになる。