出逢うべくして。You’re the one for me...


咲からお店の位置情報が送られてきていたので、

指定されたお店へ向かう。


「もしもし、咲??お店着いたけど中にいる?」


「あぁ、ごめんごめん今向かってる!那須原で予約してるから先中入ってて!もうすぐ着くから。」



「わかった!気をつけてね急がなくていいから。」


「ありがと。またあとでね。」



お店に入って予約してると伝えると個室に通された。




すごい綺麗なとこ。
咲こんなお店来てるんだ。


すごく上品な雰囲気でとってもゆっくりできそうな
素敵なお店だった。


何食べようかな〜とメニューを見ていると。



「ごめーん!遅くなった!」


咲が入ってきた。



「いいよ全然!お疲れ〜!定時で上がれなかった?」


「ちょっと最後についてた利用者さんが長引いちゃって...」


「私もさっき着いたから。何食べる〜?」


「色々あるね〜食べたいのいくつかたのもっ」



頼んでた料理がきて、


「かんぱーいっ」


「ぷはーっ生き返る笑笑」


2人しておじさんみたい。笑



「それで?今日あたしから何聞かれるか分かっててきたよね?ここ。」


きたか。


「うっやっぱり...」


「もうあたしびっくりしたんだからねこの間!まさか知らないなんて。自分が勤めてる先の売り出し中のグループだよ?どんだけ興味ないのよ。」



「...ごめん。」


「...わかってるよ。凛花は本当仕事人間だからね。そこは別にどうだって良いの。伊吹とは?どうなったの?」


私は黙って首を振る。


「.....あの後伊吹くんなんか言ってた?...」


「あんたが飛び出して行った後、すぐ追いかけようとしてたけど。凛花はそんなことされてもきっと嫌だろうからと思って...あたしが止めた。」

「そしたら、すごく傷ついた顔してたよ。悔しそうな。まぁ、凛花からしたら傷ついたのはこっちだよって話だろうけど...」
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