シンデレラには····程遠い••その後
現在④
今日は、快斗と美也子の結婚式

絢斗と鈴香
その子供達の陽斗と帆香

親友の潤と妻の菜々実

鈴香の親友の風花と夫のアレクシ

美也子が勤めていた北海道のスタッフの方々

快斗の仕事関係の方々

錚々たる人達が

二人の結婚式に招待されていた。

結婚式は、快斗のお気に入りの教会で
あげることに。
美也子と一緒に歩いてくれるのは
大学の養護の先生であったエマ先生だ。

エマ先生とは、大学を去った後
絢斗がエマ先生に
姿を隠した理由と美也子のいる場所を
教えて、二人は連絡を取り合っていた。
快斗との結婚を報告すると
喜んで参加したいと言ってくれた。

快斗は、エマ先生が美也子の介添えをする事を
知らない。

ホテル側の誰かだと思っていた。
ベールは二人の甥っ子と姪っ子が
やることは、知っていたが……

教会の扉が開き
パイプオルガンが奏でられ

美也子と一緒にエマが入ってくると
快斗の瞳から涙が溢れた

エ…マっ…せんっ…せい…

あの頃の事が、頭の中に流れ込んでいた。

美也子とエマが快斗の横につく
「快斗、結婚おめでとう。
 あなた達が結ばれて、本当に嬉しい。
   こんな嬉しい事ないわ。
  二人で幸せになってね。」
と、言ってくれたエマに
二人で
「必ず。先生、来てくれて
   ありがとうございます。」
「はい。必ず。エマ、ありがとう。」
と、伝えた。
エマは、もう一度美也子を抱き締めて
その場を離れた。

回りから鼻をすする音が
沢山聞こえる中

快斗は、美也子の手を取り
前を向き、必ず幸せにする。
と、口にした。

牧師様、少しためらいながら
「いまから、誓いましょうね。」
と、いうから
皆から、笑いがもれた。
< 27 / 29 >

この作品をシェア

pagetop