大事な大切な人
2️⃣0️⃣一緒に

佐々木君には、
家族に報告する事は、
伝えていたから
帰宅してから
ラインをした。

彼は今日も仕事だから。

《ご挨拶に伺う。》
と、ラインが返信されてきて
赤面してしまう。

明日から佐々木君が
アメリカへ行く。

あちらからの手術依頼が来た。
「今晩は、一緒に食事しないか?」
と、言われ 
ドキドキしながら
行く事に。

あれから
何度かは、食事はしている。
院内でも会えば話もする。
告白の時に抱き締められたが
それ以上は、何もない。

私の事を考慮してから
だと思う。

「お母さん。
わかっていると思うけど
私の心配は入りませんからね。」
と、藍華は言い
私を玄関から押し出した。

もぅっと思いながら
「はいはい。
ありがとう。
では、行ってきます。」
と、言って佐々木君との待ち合わせの
お店へ

「お疲れ様。大丈夫?」
と、テーブルに座っている
佐々木君に声をかける。
「ああ。中々ゆっくり
出来なくて悪いな。」
「そんな事。
佐々木君がどんな仕事を
しているか知っている私に。」
言うかな?と思っていると
佐々木君は苦笑いをして
「まぁな。でもたまには
寂しいと思っても欲しいかな。」
と、言われて
真っ赤になる私。

食事を堪能してから
佐々木君のマンションへと。
緊張しながら
「おっ、お邪魔しまっす?」
「クスクスっ。お邪魔しますまでは、
わかるが。なんで疑問系?」
「ん?言った?
ごめん。よくわかってない。」
と、言うと佐々木君は
また、笑いながら
中に入って行った。
私も慌てついていく。
部屋は、忙し様子が見て取れる
ほどだ。
着替えはソファーに重なり
ゴミがあり 
キッチンにはコップが沢山
「佐々木君。着替えたら?」
と、言って
ゴミやキッチンを片付ける。
何も考えずに体が動いていた。

終わるとソファーの上を片付けて
服をどうするか
佐々木君に訊ねようと
思っていたら
上半身裸で頭をタオルで拭きながら
現れた佐々木君に
「きゃっ。なにか着て。」
「お前な?」
と、言いながらティシャツを
着てくれて
「ありがとう。
片付けに呼んだ訳ではないのに。」
「ああ。ごめん。
勝手に体が。」
「いや、ありがとう。」
と、言いながら
服を貰って奥に行きながら
「服片付けてくる。
侑華も着替えたら。」
と、言われて
「······うん。」
と、貰って来たカバンを持って
脱衣室へ。
胸は、ドキドキ
どうしょう?
裕典は、私で満足できなくて
二度も浮気をした。
そんな私で佐々木君は?
大丈夫なのだろうか?
と、考えていたら
「郁華。大丈夫?」
と、声をかけられて
「えっ、はっ、はい。」
と、答えると
佐々木君は、また笑っていた。

もぅ、人の気もしらないで。

「ありがとう。気持ち良かった。」
と、言う私に
佐々木君は
「ミネラルウォーター?
お茶?ビール?」
と、言うから
ミネラルウォーターを貰い
口につける
喉が乾いていたのか
緊張からか
半部を一気に。
目を動かすと、
佐々木君と目があい
びっくりしながら笑っている

恥ずかしい······
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