可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
 その言葉は、どんな愛の告白より、わたしの心を震わせた。

 そして、少し心配にもなった。

 わたしはちゃんと、これだけの想いに応えられているんだろうか。
 彼の愛と等価のものを、ちゃんと与えられているんだろうか。

 でも彼はそんなわたしの心配を一蹴する、心からの笑みを浮かべて愛の言葉を重ねた。

「郁美に会えてよかった。心からそう思う」

 この、細胞の隅々にまで満ちている好きの感情を、どうやって彼に伝えればいいんだろう。

 とても言葉にはできず、わたしは彼の頬に口づけした。
「宗介、大好き」

それから彼にまたがって、唇を深く重ねた。

「そういう積極的なのも、いいな」

 宗介は立ち上がり、わたしを抱き上げ、寝室に向かった。
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