乳房星(たらちねぼし)〜再出発版
第1話・どこへ帰る

【遠くへ行きたい】

あれは1995年5月12日の朝方だったと思う。

23歳の私・コリントイワマツヨシタカグラマシーは、四国・今治市にいた。

時は、8時50分頃だった。

場所は、松本町の一時停止の交差点近くの通りにて…

私は、すぐ近くにある建材店へ向かって歩いていた。

この日は出勤初日であるのに、ネボーやらかした。

…にも関わらす、私はダラダラとした足取りで歩いていた。

建材店で働くことがイヤや…

いえ、それよりも人さまに雇われること自体がものすごくイヤや…

なんで私は、あなな事業所《ブラック》を選んだのか…

大失敗したわ…

この時、私は爆発する一歩手前の状態におちいった。

その時であった。

私の足もとが、急に凍りついて動けなくなった。

この時、私は建材店が所有している駐車場にいた。

その壁の向こう側は、建材店の倉庫であった。

この時、壁の向こう側で怒号が響いたのを聞いた。

「ふざけるなよクソガキ!!ぶっ殺してやる!!」

倉庫の敷地内で、少年の怒鳴り声が響き渡った。

そのようになった原因は、経営者のどら息子が発した言葉であった。

どら息子が言うた言葉の中に、ものすごくまずい言葉が含まれていた…と思う。

経営者のどら息子は、少年に『勝手にするな。』と言うた。

怒号をあげた少年は、きわめて危険な状態におかれていた。

私は、ものすごく恐ろしい事件の現場を目撃したようだ。

「ふざけるなよクソガキ!!ぶっ殺してやる!!」

倉庫の敷地内で、少年の怒鳴り声が響き渡った。

そのようになった原因は、経営者のどら息子が発した言葉であった。

どら息子が言うた言葉の中に、ものすごくまずい言葉が含まれていた…と思う。

経営者のどら息子は、少年に『勝手にするな。』と言うた。

怒号をあげた少年は、きわめて危険な状態におかれていた。

私は、ものすごく恐ろしい事件の現場を見てしまった。

同時に、空は漆黒《しっこく》の雲に包まれていた。

ラジオのニュースで『きょうは昼前から夕方頃にかけて沖縄奄美以外の日本全国で警報級の大雨が降る…』と伝えていた。

それを聞いたので、さらに気持ちが不安定になった。

(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…)

この時、遠くで雷鳴《らいめい》が聞こえた。

同時に、事件現場《げんば》は、きわめて危険な状態におちいった。

あの様子だと…

殺人事件が発生するかもしれない…

少年とどら息子の間に…

何があったのか…

少年は、どら息子に対してよりし烈な怒りを込めて怒鳴りつけた。

「オドレクソガキ!!もういっぺん言うてみろ!!」
「わしは勝手にするなと言うただけだ!!今の大将はワシだ!!」
「オドレ!!クソバカ!!ぶっ殺してやる!!」

少年は、どら息子を体当たりで倒したあとその場から逃げ出した。

「待てコラ!!」

少年から体当たりを受けたどら息子は、カッターナイフを取り出して追いかけようとした。

周囲の従業員たちは、どら息子を必死になって止めた。

どら息子は、ワーワー叫びながらカッターナイフをふりまわして暴れていた。

事件を目撃した私は、大急ぎでその場から逃げ出した。

すぐ近くにある中学校の通用門付近の三叉路を左折したあと、複雑なルートを走って今治桟橋へ向かった。

今治桟橋に到着したのは、それから20分後であった。

ところ変わって、今治桟橋の青ビルにて…

(カチャ…)

私は、作業服の上着の胸ポケットからコインロッカーのカギを取り出したあと、解錠《かいじょう》してとびらを開けた。

その後、ロッカーの中に入っていたショルダーバッグを取り出した。

そしてすぐに、身障者用トイレへ向かった。

着替えは、トイレの中で行った。

作業服と雇い入れ通知書は、ゴミ箱にほかした。

またところ変わって、大型ロータリーにあるバス乗り場にて…

ラフな服装でショルダーバッグを持っている私は、バスを待っていた。

ショルダーバッグの中には、下着類とポロシャツなどの着替え・郵便貯金(ゆうちょ銀行)の通帳と印鑑3点セット(実印と銀行印と認印)・洗面道具・筆記用具が入っているプーマのロゴ入りの入れもの・ソニーのケータイラジオ・ソニーウォークマン・LPレコードとシングルレコードから吹き込まれたカセットテープ50巻・ラジオの周波数が記載されている小さなノート…が入っていた。

郵便貯金の口座には、200〜300万円が入っていた…

財布の中には、8万数千円が入っていた…

これだけの金額で、何日もつか…

ものすごく心配だ。

他にも困ることが山のようにある…

健康保険証や身分証明書など…必要なものがが私の手もとにない…

あるのは、在留資格の証明書だけ…

保証人を頼める人がどこにもいない…

どうしよう…

どないしたらええねん…

いえ、そななことよりも…

身の危険が迫っている…

一刻も早く…

今治市《このまち》から逃げないと…

私は…

殺されてしまう…

(ザー、ザー、ザー…)

時は、10時に5分前であった。

この時、雨がザーザーと音を立てて降り出した。

同時に、私の心がさらに不安定になった。

そんな時であった。

(ウーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼)

今治市《まちの》中心部に、よりし烈なサイレンが響き渡った。

一回につき30秒間鳴り響くサイレンが何回も繰り返して響いた。

…と言うことは、都市《まち》はきわめて危険な状態におちいった。

(ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!)

同時に、1時間に50ミリに相当する非常に激しい雨が降り出した。

その頃であった。

(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー‼)

今治警察署の敷地から1989年製のセドリックの愛媛県警のパトカーと黒の覆面パトカーあわせて20台が出動した。

同時に、南宝来町にある中央消防署から救助工作車2台が出動した。

行き先は、旭町の建材屋の裏の敷地とその周辺の地域であった。

例の少年が経営者のどら息子を刃物で殺したみたいだ…

少年は…

一度家に帰宅したあと…

出刃包丁を持ってまた現場ヘ向かった…

そして…

どら息子を…

刺し殺した…

……と思う。

「ワーーーーーーーーーーーーー!!ワーーーーーーーー!!」

例の少年は、どら息子を刃物で刺し殺したあとキンリンの地区で暴れていた。

愛媛県警は、事件が発生した地区の道路を封鎖したあと刃物をふりまわして暴れてい少年をハイセキする態勢に入った。

どら息子は、少年に刃物でズタズタに刺されて殺された。

周囲にいた人たちも負傷した。

事件現場《げんば》となった地区は、きわめて危険な状態におちいった。

またところ変わって、今治桟橋のバス乗り場にて…

バス乗り場に河原津《かわらづ》から小松町役場(総合支所)〜国道11号線を通って西条市中心部を経由して新居浜駅へ行くバスが入った。

私は、到着したバスに乗り込んだ。

バスに乗り込んだ私は、ショルダーバックを抱きしめながらおびえまくった。

その後、今治桟橋のバス乗り場からバスが出発した。

バスは、今治市役所前のロータリー〜今治駅〜ドンドビ交差点を通って旧国道へ向かう予定であった。

ショルダーバックを抱きしめながらおびえている私は、心中でつぶやいた。

イヤや…

もうイヤや…

こなな日本《しみったれたくに》はイヤや…

大急ぎでニュウカン(入国管理局)へ行こう…

一刻も早く、日本《ここ》から出国《だっしゅつ》しよう…

今は…

日本《ここ》から出国《にげる》ことだけを考えよう…
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