一期一会。−2−

3【希望の光】:和side

奥薗彩羽という変な美少女と友達になって
しまった。

入学式の次の日に、本気でありえない。

屋上が空いていたから、暇を潰そうと
中に入ったのが間違いだった。

ー「別にアンタの彼女になろうとか
 思ってないよ。

 地位も名誉も要らない。

 ただ、何か似てるところあるなって
 思ったから友達になりたかっただけ!」


花が咲いたように笑ったかと思えば。


ー「私、アンタの代わりに入学式で
 式辞読まされたんだよね。

 そのせいで目立っちゃってさ。

 本気で一発殴らせてほしいなぁ、とは
 思ってたよ」


ドス黒い笑みを浮かべて。


ー「和はさぁ、この世界嫌い?」


何もかもを失った無表情で、人の地雷を
踏み荒らしてさ。



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