最強少女

第二部ー新たなライバル

私は他のお姉ちゃんに比べて劣ってる。

一人のお姉ちゃんは頭がよくて足が早くて…何でもできる

もうひとりのお姉ちゃんは一度この学校に落ちたけど美術の才能があって推薦入学した。

まさに至高の少女。なのに私は勉強も、運動も・・・・・・・・何もかも平均的なのである。

なんで・・・なんで私だけ・・

そう思って今日はお姉ちゃんが通う編入試験に来た。

…というよりもお姉ちゃんに越させられたのほうが正しい・・かも

お姉ちゃんが「杏なら受かるよ‼楽しいよ!」だって。

お姉ちゃんより頭が悪いのに?受かるわけがない!

そう思いながら歩いてると・・

「あれっ?筆箱持ってきたっけ?」

そして鞄の中を漁って筆箱を取り出すと念の為中も確認した。

「消しゴムがぁああ!ないっっ」

驚きのあまり叫んでしまった。やらかしたほんとにやらかした

お姉ちゃんのとこに行けば貸してもらえるかなだけどクラスどこだろう?

お姉ちゃんにクラスを聞いとけばよかった!

そう考えながら校内を走っていた。すると

「あれ?試験の子?会場はあっちだよ」

在校生の人が聞いてきた。あぁ急いでるのに!うがぁあだけどチャンスでは?!

「すいません・・消しゴムを忘れてお姉ちゃんのクラス…」

「それなら私が貸してあげる!はい!返さなくていいよちなみにわたしはりつ・・あっじかんないから!」



人の話を聞かないタイプか・・あっあと10分で始まっちゃう早く行かないと!

そして私はテストを受けた。

「やっと終わったー」

まぁけっきょくおちるとおもうけどね・・・

「おーい杏〜」

お姉ちゃんたちがバイクに乗って門の前で待っていた。正直言ったら迷惑。

だって目立つんだもん‼

杏テストどうだった?」

お姉ちゃんが目をキラキラさせながら言った。

正直自信はないけどここは安心させるためにできたことにしとこう。

「できたよ!受かるかはわからないけど・・」

「へー」

お姉ちゃんは怪しげに言った。

あ〜ついにお姉ちゃんにもあまが悪いと思われ始めたのかな

「そういえば消しゴム忘れたからよくわからないが学校の人に貸してもらったんだ!」

私はこれ以上合否の話をしてほしくなかったから消しゴムの話に話をそらした。

「どんな人?」

お姉ちゃんは首を傾げながら質問した。

「確か髪の毛がピンクで目は青だった。名前はりつ…なんとかだったきがする」

そう答えるとお姉ちゃんがとても驚いた顔をしていた。あれ・・まずいこと話しちゃった?

「まっさか…理月が?」

さっきよりも驚いた表情で喋った、

「うん、そんなかんじの名前だった気がする・・」

「えええええっ?は???まさかあの優しさのかけらもなさそうな暴力ゴリラのあいつが?!」

お姉ちゃんが発狂した。相当おどろいたようだ。それより暴力ゴリラ?って・・

「どうしたの?」

暴力ゴリラって何?って聞こうとしたけど聞いちゃいけない気がした…

「そいつさぁこのまえわたしがボコボコにされたやつだよ…」

あんな優しそうな人が!?うそおおいおおいいいういいおい

まあ予想通り私は落ちた。もう高校は諦めた。

そして今不細工な女不良に絡まれてる。

「あのっおかねはないですううううううううううううう」

「あ”?舐めたこと言ってんじゃねえぇえ!」

そしてヨワヨワの蹴りを食らわされた。。

そしていつもの癖でやり返そうと顔面を蹴ると゛

「うがあああぁあああぁぁぁぁぁぁっっっぁ」

その女の顔は顔面陥没してもっとブスになって……ww

なんか私の性格めっちゃ歪んでない?

そんな夢を見た。まさかこの夢が本当に起こるなんて想像もしなかった…
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