干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「さすがですね。副社長……」
美琴はエントランスにカメラを向けながら、そっと横を見る。
「まあ、友野さんは少し強引すぎますね」
副社長は、ちらっと美琴を横目でにらんだ。
「す、すみません……」
美琴は顔を青ざめさせて、背筋をぴんと伸ばした。
「ぷっ」
しばらくすると、副社長は思い出し笑いでもするかのように吹き出した後、あははと笑い声をあげていた。
「え……」
美琴はキョトンとする。
「嘘ですよ。あの嫌みのない強引さが、友野さんの魅力なんでしょう」
副社長から“魅力”なんて言葉を言われ、美琴は耳まで真っ赤になりながら下を向いた。
――……やっぱり、副社長ってすごい人なのかな。
美琴は、いろいろな角度から写真を撮っている副社長を、ちらっと見る。
笹野課長はあの後、副社長の話に大いに納得し、その場で上司を説得してくれた。
そして美琴達は、無事に最初の仕事を取り付けたのだ。
美琴はエントランスにカメラを向けながら、そっと横を見る。
「まあ、友野さんは少し強引すぎますね」
副社長は、ちらっと美琴を横目でにらんだ。
「す、すみません……」
美琴は顔を青ざめさせて、背筋をぴんと伸ばした。
「ぷっ」
しばらくすると、副社長は思い出し笑いでもするかのように吹き出した後、あははと笑い声をあげていた。
「え……」
美琴はキョトンとする。
「嘘ですよ。あの嫌みのない強引さが、友野さんの魅力なんでしょう」
副社長から“魅力”なんて言葉を言われ、美琴は耳まで真っ赤になりながら下を向いた。
――……やっぱり、副社長ってすごい人なのかな。
美琴は、いろいろな角度から写真を撮っている副社長を、ちらっと見る。
笹野課長はあの後、副社長の話に大いに納得し、その場で上司を説得してくれた。
そして美琴達は、無事に最初の仕事を取り付けたのだ。