占い師はイケメン総長に愛される🌙.*˚
「私なんかと、デートなんて……。てか何故、私が占い師だってことを知ってるの?」
「唯花ちゃんが気になったから!」
「気になったからって……」

 曖昧な返答。
 わざわざ調べたのかな?

「どうする? 一回だけ俺とデートするのと、唯花ちゃんが占い師なのを一翔に言うの、どっちがいい?」

 一翔くんに「一翔くんが悩み相談していた占い師、実は私だったんだよ」って、どんな顔して言えばいいんだろう。めちゃくちゃ言いずらいな。

 現状、一翔くんと一緒にいられるのがとても楽しいし、正体隠してたって理由で嫌われたくもない。

「一回だけなら」

 私は渋々和哉くんとデートすることを選んだ。


 

 

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