恋愛経験0に近い私に普通の恋をさせてください!
後ろから声がした、



声の方を見ると、紫髪の男の子が歩いてくる。



「見ない顔だね?1年生?入学式は明日だけど、、?」








「ち、ち、ち、ち、ち、ちがいます!!!」







どうしよう!わたし、お花のことずっと見てて、どこから来たかわかんない!







「君、何年?」




「ぞ、ぞ、俗に言う、高校2年生っ!」




「同い年ってことは、転校生?」




「そうです、!!お父さんと車で来たんですけど、フラフラ歩いてたから、ここがどこかわかんなくて、!!」




「そういう事か笑とりあえず、職員室いく??」






あ、笑った、

なんか、ふわふわしてる男の子だなぁ笑
この子は危なくなさそう





「あの、連れて行って貰えませんか、、?」





「もちろん。ついて来て」







紫髪の子は私に手を差し出す






えぇぇええぇぇええ?!出会って1分で手繋ぐの?!え、東京ってそんな感じなの?!全国の女子高生、こんな感じなの??!







「ん。迷子になんないように、ほら、手」







「えぇーと、あの、よろしくお願いします」






うわわわー!人生初、男の子と手を繋いでおります、わたくし泣






手は大きいけどスラッとしてて細い指だなぁ





「ねぇ、名前、なんて言うの?」

「あ、美莎、です、花川美莎」

「みさちゃんね、俺は環。」

「環くん、ありがとう、よろしくね」








はああぁあ!やばい、え、惚れちゃいそう!
環くん、さっきのさり気なーく手繋ぐ感じとか、引っ張って連れていってくれるとことか、
もう、なに〜!点数高すぎなんですが泣







「着いたよ。」

「ありがとうございました、!」

「また、会おうな。」

「え、あ、うん!ばいばい」

「じゃ」



なんか、彼、うまく掴めないタイプですな、、、




コンコン
「失礼します。今日から転入します、花川ですが、、」


< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop