イケメン俳優パパ『生田 蓮』に恋をして――。
彼がお風呂に入っている時に、テーブルに置いてあった彼のスマホの音がなり、画面が明るくなった。さりげなく覗くと誰から来たのかが丸見え。『あ・り・さ♡ 』という名前が。
「なんだこれ、いかにも怪しい」
いけないと思いながらも、まだ幼かった柚希を抱っこしながらその名前をぽちっと押してみた。『ずっと一緒にいたい♡たーくんは? ありさは、今すぐ会いたいよ!』
私は目を細め、無言で画面を暗くするボタンを押した。
見なかったことにしようとも考えたけれど、柚希が夜中に何度も目覚める時期だったから、寝不足でイライラしていたせいもあり、カッとなってきた。スマホを浴室まで持っていって「恋人からLINE来てたよ」って冷たい口調で伝え、そのままスマホを渡して勢いよくドアを閉めた。
それからお風呂から出てきた彼とバトルが始まる。
普段、言いたいことをなかなか言えずにいたから、彼への不満をほぼ全て言った。
彼は、不倫をあっさり認め、私の話もただ聞き流すだけで、向き合ってはくれなかった。日頃の俺様な態度とこの事件。もう一緒にいるの無理!ってなり、間もなく離婚。
離婚してからもう三年が経った。今は離婚して良かったと思っている。シングルも、金銭面だとか時間とか、色々余裕がなくて大変だけど、気持ちが前よりも穏やかにいられるようにもなったし。
「なんだこれ、いかにも怪しい」
いけないと思いながらも、まだ幼かった柚希を抱っこしながらその名前をぽちっと押してみた。『ずっと一緒にいたい♡たーくんは? ありさは、今すぐ会いたいよ!』
私は目を細め、無言で画面を暗くするボタンを押した。
見なかったことにしようとも考えたけれど、柚希が夜中に何度も目覚める時期だったから、寝不足でイライラしていたせいもあり、カッとなってきた。スマホを浴室まで持っていって「恋人からLINE来てたよ」って冷たい口調で伝え、そのままスマホを渡して勢いよくドアを閉めた。
それからお風呂から出てきた彼とバトルが始まる。
普段、言いたいことをなかなか言えずにいたから、彼への不満をほぼ全て言った。
彼は、不倫をあっさり認め、私の話もただ聞き流すだけで、向き合ってはくれなかった。日頃の俺様な態度とこの事件。もう一緒にいるの無理!ってなり、間もなく離婚。
離婚してからもう三年が経った。今は離婚して良かったと思っている。シングルも、金銭面だとか時間とか、色々余裕がなくて大変だけど、気持ちが前よりも穏やかにいられるようにもなったし。