放課後の音楽室で
第17章 踏み出す一歩
すっかり雪が積もりきった日。今日は大学の合格発表。
俺と佐久間は同じ大学だから、発表の日時も一緒。
お互いに、結果が良いものであったら連絡する事にしていた。
発表時刻ちょうどに、インターネットで大学のホームページを開く。
教育学部のページを見つけ、ドキドキしながら自分の番号を探す。
あっ
「…あった」
俺の番号…だよな。
「…よしっ」
自分の部屋でガッツポーズをし…拳を天井に突き上げる。
よかった…。
ブーッブーッ
スマホに佐久間からメールが届く。
メールが来たってことは…
「…よかった」
メールを開いて、佐久間の文面を確認する。文字で確認して、俺は再びガッツポーズをした。
よし、今から学校に報告しに行かないと。佐久間も来るはずだから、その時におめでとうって直接言おう。
久々に袖を通す制服。ひんやりとした感触が、背筋をピンっとさせる。
「あら、制服ってことは…おめでとう!」
階段を降りると、洗濯カゴを持った母さんが俺を見て、全てを察した。
「今日の夜はお寿司ね」
笑顔の母さんに照れ臭さを隠して頷いて、靴を履いた。
外に出ると、まだまだ冷たい風が体を包み込んだ。
4月から、無事に大学生か。
気持ちがとっても軽くて、足取りもスムーズだ。
俺と佐久間は同じ大学だから、発表の日時も一緒。
お互いに、結果が良いものであったら連絡する事にしていた。
発表時刻ちょうどに、インターネットで大学のホームページを開く。
教育学部のページを見つけ、ドキドキしながら自分の番号を探す。
あっ
「…あった」
俺の番号…だよな。
「…よしっ」
自分の部屋でガッツポーズをし…拳を天井に突き上げる。
よかった…。
ブーッブーッ
スマホに佐久間からメールが届く。
メールが来たってことは…
「…よかった」
メールを開いて、佐久間の文面を確認する。文字で確認して、俺は再びガッツポーズをした。
よし、今から学校に報告しに行かないと。佐久間も来るはずだから、その時におめでとうって直接言おう。
久々に袖を通す制服。ひんやりとした感触が、背筋をピンっとさせる。
「あら、制服ってことは…おめでとう!」
階段を降りると、洗濯カゴを持った母さんが俺を見て、全てを察した。
「今日の夜はお寿司ね」
笑顔の母さんに照れ臭さを隠して頷いて、靴を履いた。
外に出ると、まだまだ冷たい風が体を包み込んだ。
4月から、無事に大学生か。
気持ちがとっても軽くて、足取りもスムーズだ。