西野先輩はかまいたい


「目立ち……ますね……」


「百合ちゃんの好みじゃなかった?
 ちょっと派手すぎかぁ。

 じゃあこれは? 
 迷彩柄。書きやすいよ。

 旅行に行ったとき
 一目ぼれして買っちゃったんだよね」



西野先輩のマシンガントークは

止まらない。


ストップボタンなしの

お喋り人形みたい。


表情を輝かせながら

いろんなシャーペンの良さを

私に宣伝してくる。



「さぁ、百合ちゃん。
 どれにするか決めて」


決めてと言われても……


『アンチ地味子!』の恨みビームが

廊下にいる西野先輩ファンから

私に突き刺さっていて……



西野先輩の物に

一瞬でもタッチしてしまったら最後


西野先輩ファンの逆鱗に触れ

今後、何をされるかわからない。

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