西野先輩はかまいたい


私は立ち上がり

カバンを肩にかけた。


先輩との思い出に浸りながら

花壇の前でお弁当を

食べようと思っていたけれど……

ムリっぽいね。



こんなに寒すぎだと

箸を持つ手が震えて


おかずを地面に

落としちゃいそうだから。





「放課後、また来るからね」


パンジーに微笑み

花壇に背を向けた私。





あれ?


今何か、私の瞳に映ったような……



違和感を覚え、振り返る。



これって……


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