更生係の憂鬱生活


「…え?嘘でしょ?」


驚いて言葉を失っている京平。


「新しい更生係…?」

目を丸くして呆然とする代那。


「やだ!澪じゃなきゃヤだ!」

ジタバタと駄々をこねる奏。


「やけに諦めが早いんだね」

私を冷ややかに見つめて呟く清。


BLAZEのメンバーに告げたこと。


それは、…私が今日を以て更生係を辞めて他の適任者に引き継ぐということだった。

前までだったら、喜んでしたのに今では、何だか複雑な気持ちでいる。


あんなに嫌だったのにな。

私の適応能力が恐ろしく感じる。


口々に文句を垂れるBLAZEを無視して、私の隣に立つ可憐な女の子を紹介した。


『てことで、次の更生係の神崎美由さんです』

「よろしくお願いします」


ペコリと頭を下げる神崎さんは、美人だし人が良さそう。

私なんかより、よっぽどお似合いだ。



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