更生係の憂鬱生活


「良かったですね」

『え?あぁ…、うん』


これは、果たして感動のラストなんだろうか?

ハンカチで涙を拭うフリをする剛を、白い目で見た。

私は、前以上に振り回される予感がして逃げ出したい気持ちで一杯なんだけど。

脳内アラートがけたたましく鳴ってんだよぉお!!


「次は逃さないからね」

小悪魔っぽく笑う代那。


「放ったらかしにした分、側にいてもらうから!」

ピッと私を指差して、宣言する奏。


「俺等、思ってるより澪ちゃん大好きだから」

覚えといて、とキザにウィンクしてきた京平。


「…戻ってこないと、学校崩壊させるからな」

問題発言をして、プイと顔をそらす清。


耳を通って流れていくセリフ達に、
私の頭は真っ白になった。


…ちょっと待て。

この人達、俗に言う“ヤンデレ属性”なのでは?


清はタンマかけるとして、いや…、怖。

私、本当にコイツラの側にいるだなんて豪語して良かったんだろうか??

一瞬で前言撤回をしたくなった。

イかれてるのは治らなかったらしい。





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