激情を秘めたエリート外交官は、最愛妻を啼かせたい~契約結婚なのに溺愛で満たされました~
「とりあえず、ほかの人に不審に思われる前にここを出たほうがいいです。玄関前に車が数台待機してるので、それを使ってください」
浜辺さんの言葉にうなずき玄関へと向かう。
ふらつく亮一さんの体を支えようとしたけれど、「触らないでくれ」とかすれた声で言われ唇を噛む。
自宅についたころには、彼の呼吸はさらに荒くなっていた。
玄関に入ったとたん、むしりとるようにネクタイを外し、ジャケットを床に捨てる。
「大丈夫ですか、亮一さん」
「頼むから、ひとりにしてくれ」
「でも」
「理性を保ち続ける自信がない」
「理性……?」
彼は私の背後にある壁に手をつき、脅すようにこちらを見下ろした。
「俺が今なにを考えているかわかるか?」
首を横に振った私を見て、亮一さんは目をほそめる。
そして私の耳もとに唇をよせた。
「――今すぐ日菜子の着物をはぎとってめちゃくちゃに抱いてしまいたいと思ってる。これ以上一緒にいたら、君が泣いていやがっても俺は止まらなくなる」
獣のように飢えた余裕のない表情、乱れた呼吸、汗ばんだ肌。
壮絶なほどの色気に、ぞくりと鳥肌が立つ。
浜辺さんの言葉にうなずき玄関へと向かう。
ふらつく亮一さんの体を支えようとしたけれど、「触らないでくれ」とかすれた声で言われ唇を噛む。
自宅についたころには、彼の呼吸はさらに荒くなっていた。
玄関に入ったとたん、むしりとるようにネクタイを外し、ジャケットを床に捨てる。
「大丈夫ですか、亮一さん」
「頼むから、ひとりにしてくれ」
「でも」
「理性を保ち続ける自信がない」
「理性……?」
彼は私の背後にある壁に手をつき、脅すようにこちらを見下ろした。
「俺が今なにを考えているかわかるか?」
首を横に振った私を見て、亮一さんは目をほそめる。
そして私の耳もとに唇をよせた。
「――今すぐ日菜子の着物をはぎとってめちゃくちゃに抱いてしまいたいと思ってる。これ以上一緒にいたら、君が泣いていやがっても俺は止まらなくなる」
獣のように飢えた余裕のない表情、乱れた呼吸、汗ばんだ肌。
壮絶なほどの色気に、ぞくりと鳥肌が立つ。